Acrobat Pro 2020 サポート期限
Acrobat DC 2015がもともと今年4月7日にサポート終了だったので(といってもコロナ/COVID-19の影響で7月7日に延長されたけど)、次の永続版Acrobatが果たしてどうなるのか、というのがよくわからなかったのがあったわけで。
なにせAdobeは、段階的に各種永続ライセンスをサブスクリプションへの移行を行ったため。
Acrobatも例外かどうかがまったくわからなかった。
しかし結局出た。
理由は前々から推測をしてるんだけど、「Acrobat製品は今やビジネスシーン向けのツールである」という点が大きいところ、ではないかと。
Adoeが提供している各種ツールは何かしらクリエイティブ系への提供を主としたもの。
Creative Cloudに含まれる各種ツールはもちろんだし、Elements製品だってフォトとビデオなわけだから、どこを切り取ってもクリエイティブ系なのは間違いない。
しかしAcrobatは事情がちょっと違う。
PDF自体が完成データとしての配布用電子文書としての、事実上のデファクトスタンダードになっていることを考えるとよくわかる。
その場合はクリエイティブとか無関係に、ビジネスシーンでもなんでも、ありとあらゆる場面で利用されてる、というのが実際のところ。
macOSは初代Mac OS XからPDFが生成できるし、Windowsも結局、Windows 10ではプリンタドライバーとしてPDF生成がどのアプリケーションでも行えるようになったし(生成結果はともかく……)、MS Officeでも2007からは別名保存や書き出しでやはりPDFの生成ができるようになってたという現実を考えればわかる。
その辺のツールで書き出しはされるって考えたうえで、ビジネス分野ではまだサブスクリプションに抵抗があるところも少なからずある、と考えると、まだまだ永続ライセンスを出さざるを得ないのだろうな、全部サブスクリプションに切り替えると競合他社に流れそうだな、というところがなんとなく垣間見えてくる。
製品名 | バージョン | 一般向け提供開始 | コアサポート期間の終了 |
Acrobat Reader 2020 | 2020 | 2020 年 6 月 1 日 | 2025 年 6 月 1 日 |
Acrobat Pro 2020 | 2020 | 2020 年 6 月 1 日 | 2025 年 6 月 1 日 |
Acrobat Standard 2020 | 2020 | 2020 年 6 月 1 日 | 2025 年 6 月 1 日 |
Adobe Acrobat は、サブスクリプションライセンスでの購入(月額払い/年額払い)、永続ライセンスでの購入からお選びいただけます
永続ライセンス 価格
永続ライセンスは、契約なしで、初回のみお支払いただく形態です。ライセンス1本からご購入いただけます
エディション名 | 製品版価格(税別) | アップグレード版価格(税別) |
Adobe Acrobat Pro 2020 | 72,220円 | 34,270円 |
Adobe Acrobat Standard 2020 | 45,770円 | 22,770円 |
永続ライセンスご購入時の注意点
追加費用はありませんが、新機能やバージョンアップ版を利用する場合は買い直す必要があります。
オンライン機能の一部がご利用いただけます。
クラウドストレージが5GBご利用いただけます。