「オートSUM」は、数値の合計や平均を簡単に求めることができる便利な機能です。P.50で紹介した方法で数式を作成して合計を求めるよりかなり効率的なので、ぜひ利用しましょう。合計値を表示するセルを選択するたくさんのセルの合計を求める数式作成は手間のかかる作業です。そこで「オートSUM」機能を利用して、簡単に合計を求める方法をマスターしましょう。「SUM」とは関数の種類の1つです。ここでは「売上」にある3つのセルの合計を、D8のセルに入れてみます。まずは合計を入れたいセルをクリックします。関数と引数あらかじめ登録されたさまざまな計算式を「関数」といいます。「O 」の中に条件となるセル番地などを入れると計算結果が得られます。この条件のことを「引数(ひきすう)」と呼びます。

合計や平均を簡単に求めるには

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[合計]ボタンをクリックする[ホーム]タブの[合計]ボタンの▼をクリックして、[合計]を選択します。[合計]ボタンをクリックするだけでもOK[合計]ボタンから他の関数も選択できることを示すため、ここではあえてメニューを表示しましたが、[合計]ボタンの「Σ」部分をクリックすると、メニューは表示されず自動的に合計が求められます。

合計や平均を簡単に求めるには

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範囲を確認する合計される範囲のセルに色が付き、点線が表示されます。このように自動的に選択された範囲は変更することも可能です(ページ下段の「Point」参照)。範囲を確認して問題がなければ return キーを押しましょう。合計範囲の自動設定合計のセルの上方向または左方向に数値の入力されたセルが並んでいると、そのセルが合計範囲として自動選択されます。また、上と左にデータがある場合は、上方向が優先されます。

合計や平均を簡単に求めるには

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合計が表示された!合計の数値が手順1で選択したD8のセルに表示されます。合計値のあるセルを選択すると、数式バーには「=SUM (D5:D7)」というSUM関数が表示されています。平均を簡単に求めるには平均を求める関数を入力するには、手順2の画面のメニューで[平均]を選択します。メニューに表示されているほかの関数も同様に選択することで利用できます。

合計や平均を簡単に求めるには

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合計範囲を変更するには自動的に選択された合計範囲を変更したいときは、表示された自動選択の線を無視して、自分の選択したいセルをドラッグして選択します。例えば右図のように、合計値を入れるセルと離れたセルの合計を求めることもで
きるのです。

合計や平均を簡単に求めるには

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