new Office 2016 for MacMacのOffice 2016ユーザの方々には、シャットダウン、フリーズと互換性などの問題に遭遇したことがあるでしょう。マイクロソフト社は問題解決に力を入れ、Macユーザに新しい体験を届けています。
これらの問題をめぐってOffice 2016 For Macユーザを対象に調査した結果、その大多数はOffice 2016 for Macを半製品としているようです。バッグが多くて、頻繁にクラッシュします。マイクロソフト社のような大手企業の商品としては様にならないと言えます。例えば、WordでCmd+Dによりフォントのダイアログボックスを開く度に、フォントリストの再読込が始まります。なお、Wordのページ数と文字数が多くなるにつれ、その流畅性も著しく降下し、もたつきやクラッシュが起こります。Wordで検索する時、一部のキーワードはWordのフリーズに繋がります。

MacのOffice 2016ユーザの体験向上に向け、マイクロソフト社の首席ソフトウェア開発者Erik Schwiebert氏は「全てのプラットフォーム、「Windows、Mac、iOS、Android」を同一コードベースで構築することは、これまでの20年間にわたって初めてのケースです。またOffice 2016 for MacはOfficeの重大なアップデートになります」と述べています。即ち、マイクロソフト社はOffice 2016 for Macの新バージョンを発表することで、マルチ・プラットフォーム(Windows、Android、iOS)のコード統一を実現することになります。Mac版のOfficeが機能において少しずつWindows PC版のOfficeに近付くとのことでもあります。

コード統一のメリット

コード統一後、Office 2016 for Macはユーザに真新しい機能を届けます。複数プラットフォーム間の同時編集に関して、同じくOffice 365ユーザであれば、Office 2016 for WindowsとOffice 2016 for Macを通じて、WordとPowerPointの同時編集を実現できます。これで異なる環境とプラットフォームでの作業を更に便利にします。

Office 2019 for Macの土台を築きます

new Office 2019
Office 2019は2018年後半に発売されるそうです。Windows 10にのみ対応します。マイクロソフト社はMacバージョンに関して明確に説明していないが、現時点では、マイクロソフト社がOfficeの下層コードベースを大いに修正し、マルチ・プラットフォームでのコード統一に力を入れていることは窺えます。Office 2019も同じくMacに対応し、また新バージョンのOffice for Macはクラッシュやもたつき等の問題をしっかりと解決すると考えられます。Office 2016 for Macに比べ、Office 2019 for Macがユーザに届ける新しい体験は大いに期待されています。