オンAcrobat Pro 2020
Acrobat 2020 は、Acrobat の最新の永続ライセンス版です。このデスクトップソリューションには、PDF 文書を扱うためのあらゆる機能が備わっています。Acrobat 2020 は日常的な PDF の取り扱いを容易にし、PDF をデスクトップで効率的に使用するための様々な機能強化を含んでいます。Acrobat 2020 はデスクトップ上でのみ使用することも、Acrobat DC サブスクリプションを購入して、Adobe Document Cloud サービスで提供される追加機能を利用することもできます。
Acrobat 2020 で可能な処理のほんの一例を次に示します。
- スキャンした文書をすぐに編集:スキャンした紙の文書を編集可能な PDF に変換できます。自動的なフォントマッチにより、新しい編集結果も自然になじみます。
- 保護された PDF の作成:Acrobat や、よく使われている Microsoft Office アプリケーションから、高品質な PDF ファイルを作成できます。機密情報のコピー、編集、印刷を防ぐために制限を適用することができます。
- PDF テキストおよび画像の編集:使い慣れたポイント&クリックインターフェイスによって、Acrobat 内で PDF 文書を直感的に編集できます。
- PDF の Office への書き出し:フォント、書式設定、レイアウトを保持しつつ、PDF を Word、Excel または PowerPoint 形式に変換できます。
- Dropbox、Box および OneDrive の利用:Acrobat 2020 を使用しながら、Dropbox、Box または Microsoft OneDrive アカウントにアクセスしたり、それらの場所にあるファイルを編集したり、これらのサービスにファイルを保管したりできます。
- あらゆる文書に署名:優れた自動入力機能を使用して、フォームへの入力や署名、フォームの送信をすぐにおこなうことができます。
- 機密情報の削除: テキスト 、画像、メタデータを検索し、完全に削除することができます。
Acrobat 2017 永続ライセンス版からアップグレードすべき理由は次のとおりです
- 障害をお持ちのユーザー(視覚障害や身体障害をお持ちのユーザーなど)のための、Acrobat を使用して PDF を改善するユーザー向けのアクセシビリティ機能向上のアップデートとワークフローエクスペリエンスの向上
- 新しいホームビューにより、1 つの場所から PDF を整理、管理、検索
- Microsoft Information Protection(MIP)ソリューションで保護されたファイルを開く機能
- 入力と署名ツールの新しいカラーカスタマイズ機能
- 「DirectInk」テクノロジーを活用したペンツールの向上により、PDF でよりスムーズかつ正確に書き込み可能
- MacBook Pro 内蔵のタッチバー機能
- ライブテキストでスキャンされた文書に OCR(光学式文字認識)を実行する機能
- プリフライトライブラリを使用して、プロファイル、チェック、および修正のカスタマイズされたセットを取得する機能
Acrobat 2020とMicrosoft
Acrobat 2020 は、Office 365、Office 2013、Office 2010 および Office 2007 アプリケーションとシームレスに連携します。
Windows 環境では、次の処理をおこなうことができます。
- Office アプリケーション(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Outlook)の Acrobat タスクリボンから高品質の Adobe PDF を作成します。
- Office の Acrobat リボンから作成された PDF に保護を追加して、他のユーザーが機密性の高いコンテンツをコピーまたは編集できないようにします。
- Word、Excel または PowerPoint の Acrobat リボンを使用して、様々な手順をまとめて実行します。PDF ファイルを簡単に電子メールで送信し、パスワードで保護します。また、ファイルの使用方法に制限を設定し、共有レビュー用にファイルを送信します。Acrobat Pro 2020 では、PDF を作成し、プリセットアクションをすぐに実行して、あらかじめ定義されたタスク(アーカイブまたは公開用の文書の準備など)をおこなうこともできます。
- Microsoft Outlook 用の送信とトラックプラグインを使用して、様々なサイズのファイルを他のユーザーに送信します。また、トラックオプションを設定して、ユーザーがファイルを表示した場合に通知を受け取ることができます(Acrobat DC サブスクリプションのみ)。
- PDF ファイルからソースの Word 文書に注釈を変更履歴として取り込みます(Microsoft Word の変更履歴の記録ツールで変更を承諾または拒否できます)。
- 電子メールの検索と取得を簡略化します。Microsoft Outlook の電子メールまたは電子メールフォルダーをボタン 1 つで簡単にアーカイブします。
- 高品質の Adobe PDF を Microsoft Project または Visio から直接作成します。
Microsoft のツールのその他の使用方法を次に示します。
- Microsoft Word for Mac の Acrobat リボンを使用して、インタラクティブなリンクを備えた高品質な PDF ファイルを作成します。
- Acrobat 2020 を使用して、既存の PDF を、業界最高レベルの正確な書式設定が適用された Word、Excel、PowerPoint 形式のファイルに変換します。Office アプリケーションで編集をおこなう際にレイアウト、箇条書きおよび表を維持します。
- Windows 10 を搭載したタッチ操作対応デバイスを使用できます。
- Windows 10 デバイスで、Microsoft の DirectInk テクノロジーを利用して、指やハードウェアペンを使用して PDF 上によりスムーズに描画や手書きをおこなうことができます。
- Microsoft Internet Explorer から、ワンクリックで Web ページを PDF ファイルとしてキャプチャします。リンク、レイアウトおよび書式設定を変更せずに、ページ全体またはページの一部を変換します。
Adobe Acrobat Professional 2020永続ライセンス版(PDF)購入
Adobe Acrobat Professional 2020永続ライセンス版
家電量販店などで販売されるパッケージ製品は、購入したバージョンに限り永続的に利用できます。このことを、AdobeのWebサイトでは、永続ライセンス(永続ソフトウェアライセンス)として表記しています。永続ライセンスといえば、従来の販売方法の製品と思ってください。なお、永続ライセンス版は、アプリをWebサイトからダウンロードして購入するダウンロード版としても購入できます。
Acrobatの機能は、永続ライセンス版、サブスクリプション版のどちらもまったく同じです。
下記は、サブスクリプションと永続ライセンスの違いを簡単にまとめた表です。それぞれの項目の説明と合わせて、選択時の参考にしてください
サブスクリプション | 永続ライセンス | |
価格 | Acrobat Pro | Acrobat Pro |
年間プラン:月額2,180円 | 54,800円 | |
月間プラン:月額3,180円 | Acrobat Standard | |
Acrobat Standard | 34,800円 | |
年間プラン:月額1,580円 | ||
月間プラン:月額2,680円 | ||
購入方法 | アドビストアからダウンロード | 家電量販点などでのパッケージ版、またはダウンロード版の購入 |
利用できるOS | Windows、Macどちらでも可。同時2台までインストール可能 | WindowsまたはMacの購入時のOSのみ。同時2台までインストール可能 |
ライセンスの認証方式 | AdobeIDによるオンライン認証 | シリアル番号によるオンライン認証 |
アップグレードの対応 | 契約期間中であればアップグレード可能 | 不可 |
オンラインサービス | PDF Pack、FormsCentral、Acrobat.comのフルアクセス | Acrobat Proは、一部制限付きで利用可能 |
Acrobat Pro 2020永続ライセンス版価格
Acrobat Proは年間プランが月額2,180円、月間プランが月額3,180円です。
Acrobat Standardは年間プランが月額1,580円、月間プランが月額2,680円です。
どちらも1か月ごとの支払いとなります。
Acrobat Pro 2020永続ライセンス版の購入金額は、Acrobat Proが54,800円、Acrobat Standardが34,800円ですから、年間プランで2年利用するとサブスクリプションの合計金額とほぼ同じになります。
サブスクリプションの大きな特長は、月単位または年単位での購入が可能なことです。たとえば試用版を使ってみて気に入ったけど、すぐに永続ライセンス版を買うほどの予算がない場合などは、月単位での購入を検討しているとよいでしょう。
サブスクリプションの購入には、クレジットカード(JCB、VISA、MasterCard、アメリカン・エキスプレス)が必要となります。また、AdobeID (Adobeの各種サービスを受けるためのID。メールアドレスとパスワードを登録する)も必要となります。
まとめ
小さな初期投資でAcrobatの利用を開始できるのが、サブスクリプションの大きなメリットです。
試用目的で月額プランを使い、長く使うようであれば永続ライセンスや年間プランに切り替えることもできます。
また、プロジェクトなどで急にAcrobatが必要になった場合でも、サブスクリプションであれば、必要な期間と数のライセンスを購入できます。コストセーブしながら、プロジェクトに参加しているメンバー全員のAcrobatを調達でき、PDF文書のやりとりもスムーズになります。
試用目的や用途に応じて、最適な購入方法を検討してください。