Acrobatが選ばれる三つのポイント

Adobe Acrobatとは?

Adobe Acrobat(アドビ・アクロバット)は、PDFを開発したアドビが提供するPDFファイルを作成するためのクライアント製品です。ひとくちにPDFといっても種類がさまざまで、閲覧保障されているのはアドビ製品によって生成されたPDFだけです。Adobe Acrobatは、編集、管理など、PDFを最大限に活用する機能を提供します。

Adoeが提供している各種ツールは何かしらクリエイティブ系への提供を主としたもの。
Creative Cloudに含まれる各種ツールはもちろんだし、Elements製品だってフォトとビデオなわけだから、どこを切り取ってもクリエイティブ系なのは間違いない。

しかしAcrobatは事情がちょっと違う。
PDF自体が完成データとしての配布用電子文書としての、事実上のデファクトスタンダードになっていることを考えるとよくわかる。
その場合はクリエイティブとか無関係に、ビジネスシーンでもなんでも、ありとあらゆる場面で利用されてる、というのが実際のところ。
macOSは初代Mac OS XからPDFが生成できるし、Windowsも結局、Windows 10ではプリンタドライバーとしてPDF生成がどのアプリケーションでも行えるようになったし(生成結果はともかく……)、MS Officeでも2007からは別名保存や書き出しでやはりPDFの生成ができるようになってたという現実を考えればわかる。

Acrobatが選ばれる三つのポイント

ISO 32000-1として標準化され普及しているPDFは、ビジネス向けの電子文書フォーマットの世界標準といえます。PDFの生成・閲覧にはさまざまな方法がありますが、高品質なPDF1.7が生成できること、閲覧環境との互換性があること、セキュリティが担保できることなど、企業における電子文書活用の要件を満たすのがAdobe Acrobatです。

PDFを開発したアドビの純正製品ならでは信頼感

1990年代の初めにアドビによってリリースされたPDFは、2008年にISO 32000-1として標準化され、その後の開発に際してもアドビが中心的な役割を担っています。高品質なPDF1.7が生成できる「Acrobat」と閲覧ソフト「Acrobat Reader」は、信頼性の高い「アドビ純正」の製品です。

20210319-8

高度なセキュリティへの対応も可能

AcrobatやAcrobat Readerには、セキュリティに対する配慮が随所に盛り込まれています。また、より高度なセキュリティに対応することも可能です。政府機関の「内閣官房情報セキュリティセンター」では、悪意のある攻撃への備えとして、発信するPDFに電子署名の仕組みを適用させることで、安全にPDFを閲覧できるようにしています。

20210319-9

PDFを「正しく確実に」開いてもらうために

PDFの閲覧環境にはさまざまなものがありますが、世界で最も利用されているのは「Adobe Acrobat Reader」であるといわれています。最も多くの言語に対応しており、パソコンはもちろんのことスマートフォンやタブレット端末でも同じようにお使いいただけます。
実質的なPDFの基盤といっても過言ではないAcrobat Readerで、安心して正しく閲覧できるPDFを運用する必要があるからこそ、Acrobat Readerと親和性の高いAcrobatの採用が選ばれています。

20210319-10

上記は、以前に書かれた関連する紹介を参照することもできます:

Adobe Acrobat Standard VS Adobe Acrobat Pro 2020 サブスクリプションバージョン VS Adobe Acrobat Pro 2020(PDF)永続ライセンスバージョンの違い

Adobe(アドビ)製品のことなら、お気軽にご相談ください。

mswinoffice.com